薬学系大学2年生の孫がいます。まだ、就職のことなど考えてもいないようですが、世の中を見る目を広げてもらいたいと期待して買い与えました。
「読後の感想を聞きますよ」と、課題を与え、しばらく待ちました。
「感想だけど、○○が一番大切ってこと、気付いた」と言ってきました。
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10年後に食える仕事、食えない仕事 単行本 – 2012/2/3
渡邉 正裕
(著)
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購入オプションとあわせ買い
これからの経済はグローバル化だ、皆が英語を操って世界を相手に丁々発止の
ビジネスをしなきゃいけない、キャリアアップして世界に通用する人材にならないと
生き残れない─。そんなまことしやかな言説がはびこっている昨今だが、
それは英会話学校やビジネススクールの営業トークに過ぎない。
ところが、そんなうたい文句に脅され、自分もキャリアアップしなくては、
と様々な講演に出かけたり、ビジネス書を読み漁ったり、とりあえず英語学校に
通ってみたり、資格取得マニアになったりして、疲弊している人も多い。
実際には、グローバル化がいくら進もうが、日本人の仕事として日本に残る仕事は、
必ず残り続ける。逆に、グローバル化で減る仕事、賃金相場が限界まで下がり続ける
仕事、丸ごとなくなる仕事がたくさん出てくるのも事実だ。だから、自分が
どの領域で稼ぐのかを考え、仕事を選び、能力を高めていかねばならない。
本書はその航路図となるものを目指して執筆した
(本書「はじめに─正しい航海図を持とう」より)。
グローバル化やIT化の進展によって、日本人の職の72%が急速に価値を
失いつつある。世界経済の悪化が、その変化のスピードをさらに早めるだろう。
失業は増え、給料の下落は止まらない。本書は、この困難な時代に立ち向かうために
書かれた「仕事・職の航海図」だ。あらゆる仕事・職を4つに分類、日本から消えゆく
職業、逆に最後まで残る仕事などを豊富なカラー図版やチャートを使って
分析しながら、では私たちはどのように対処すべきかを明快に論じる。
職の本で定評のある著者が放つ衝撃の一冊。就活中の学生も、現状に不安を
感じているビジネスパースンも、定年後の再就職先に悩んでいる世代も必読です。
さあ、あなたの選んだ仕事は10年後もあると言えますか?
ビジネスをしなきゃいけない、キャリアアップして世界に通用する人材にならないと
生き残れない─。そんなまことしやかな言説がはびこっている昨今だが、
それは英会話学校やビジネススクールの営業トークに過ぎない。
ところが、そんなうたい文句に脅され、自分もキャリアアップしなくては、
と様々な講演に出かけたり、ビジネス書を読み漁ったり、とりあえず英語学校に
通ってみたり、資格取得マニアになったりして、疲弊している人も多い。
実際には、グローバル化がいくら進もうが、日本人の仕事として日本に残る仕事は、
必ず残り続ける。逆に、グローバル化で減る仕事、賃金相場が限界まで下がり続ける
仕事、丸ごとなくなる仕事がたくさん出てくるのも事実だ。だから、自分が
どの領域で稼ぐのかを考え、仕事を選び、能力を高めていかねばならない。
本書はその航路図となるものを目指して執筆した
(本書「はじめに─正しい航海図を持とう」より)。
グローバル化やIT化の進展によって、日本人の職の72%が急速に価値を
失いつつある。世界経済の悪化が、その変化のスピードをさらに早めるだろう。
失業は増え、給料の下落は止まらない。本書は、この困難な時代に立ち向かうために
書かれた「仕事・職の航海図」だ。あらゆる仕事・職を4つに分類、日本から消えゆく
職業、逆に最後まで残る仕事などを豊富なカラー図版やチャートを使って
分析しながら、では私たちはどのように対処すべきかを明快に論じる。
職の本で定評のある著者が放つ衝撃の一冊。就活中の学生も、現状に不安を
感じているビジネスパースンも、定年後の再就職先に悩んでいる世代も必読です。
さあ、あなたの選んだ仕事は10年後もあると言えますか?
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2012/2/3
- ISBN-104492261036
- ISBN-13978-4492261033
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商品の説明
著者について
渡邉正裕(わたなべ・まさひろ)
1972年東京生まれ。独立系ニュースサイトMyNewsJapanのオーナー社長兼編集長、
自らもジャーナリストとして雇用・労働問題を中心に『企業ミシュラン』シリーズの
執筆を続ける。慶應義塾大学(SFC)卒、日本経済新聞記者、日本IBMコンサルタント
を経て、ジャーナリズムに特化したインターネット新聞社を創業。
著書に『若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか』『トヨタの闇』
『35歳までに読むキャリアの教科書』など。
ブログ:www.mynewsjapan.com/blog/masa
ツイッター:@masa_mynews
連絡先:masa@mynewsjapan.com
1972年東京生まれ。独立系ニュースサイトMyNewsJapanのオーナー社長兼編集長、
自らもジャーナリストとして雇用・労働問題を中心に『企業ミシュラン』シリーズの
執筆を続ける。慶應義塾大学(SFC)卒、日本経済新聞記者、日本IBMコンサルタント
を経て、ジャーナリズムに特化したインターネット新聞社を創業。
著書に『若者はなぜ「会社選び」に失敗するのか』『トヨタの闇』
『35歳までに読むキャリアの教科書』など。
ブログ:www.mynewsjapan.com/blog/masa
ツイッター:@masa_mynews
連絡先:masa@mynewsjapan.com
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社; 第四版 (2012/2/3)
- 発売日 : 2012/2/3
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 221ページ
- ISBN-10 : 4492261036
- ISBN-13 : 978-4492261033
- Amazon 売れ筋ランキング: - 453,843位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,150位ビジネスライフ (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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ニュースサイト『MyNewsJapan』のオーナー、編集長、ジャーナリスト。『企業ミシュラン』を主宰。1972年東京生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒後、日本経済新聞の記者、PwCコンサルティング(現・日本IBM)のコンサルタントを経て、インターネット新聞社を創業。一貫して「働く日本の生活者」の側に立ち、雇用・労働問題の取材・執筆を行う。著書に『10年後に食える仕事 食えない仕事』(東洋経済新報社)、『35歳までに読むキャリアの教科書』(ちくま新書)など多数。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
抽象的な分析は役立つかも知れませんが、無料で入手できること以上のことは書いてありません。
メリットは簡潔にまとまっている点。
各論が大ハズレなのを承知の上でなら、買い。
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各論が大ハズレなのを承知の上でなら、買い。
2014年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
10年後の仕事観としては正しいと思いますが、20年、30年という期間で考えると選択肢は変わってくると思います。
規制や日本語に守られた職種は、規制緩和や翻訳システムによって優位性を失っていくものだと思います。
また、本当の意味で高度な日本語がなければ機能しない仕事は、本書が想定しているよりもはるかに少ないと思います。
例えば、最高の医療を受けたいと考えたときに、医師が日本人かどうかというのはそれほど重要な部分ではありませんし、
規制が緩和されていけば、コストパフォーマンスの面でも日本人医師の優位性は失われていくと思います。
20年後の日本に、公益性に反する規制を維持する経済力が残されているとは思えません。
本書の主張は10年という期間に限定すれば、おおむね納得感のあるものです。
日本人の平均年齢が45歳ということを考えると、10年という設定自体、多くの人にとって有益なものだと思います。
しかし残念ながら私自身はもう少し長く働かなくてはならない年齢なので、少なくとも20~30年という期間で職種を選択していかなければなりません。
日本人であることのメリットを生かしていくという本書の趣旨を、そのままもう少し長い期間で考え直してみると
日本人の気質や信頼性といった『ジャパンプレミアム』を、如何に『無国籍ジャングル』の中で活かしていくか
というのが、一番有益な問いになると思いました。
例えば、海外に行くと、それなりのホテルでも、それなりにトイレが汚いといったことがあります。
もちろん衛生的に問題のあるレベルではありませんが、日本人の私からするとちょっといただけない。
そういうレベルでトイレをきれいに保つためには、まずその状態が汚れているということを知覚できないと始まりません。
ある種のサービスやモノのクオリティを保つためには、それに対応する感覚や気質を持っていることが必要になります。
無国籍ジャングルといっても、すべての分野で全人類がフラットに競争をしているわけではありません。
無国籍ジャングルの中で、自分の優位性が発揮できる小さなブルーオーシャンや色の薄いレッドオーシャンを探していくことはできると思います。
少し批判的なレビューになってしまいましたが、示唆に富んだ良書だと思います。
著者には是非、「30年後に食える仕事、食えない仕事」というタイトルで、次回作を書いてもらいたいです。
規制や日本語に守られた職種は、規制緩和や翻訳システムによって優位性を失っていくものだと思います。
また、本当の意味で高度な日本語がなければ機能しない仕事は、本書が想定しているよりもはるかに少ないと思います。
例えば、最高の医療を受けたいと考えたときに、医師が日本人かどうかというのはそれほど重要な部分ではありませんし、
規制が緩和されていけば、コストパフォーマンスの面でも日本人医師の優位性は失われていくと思います。
20年後の日本に、公益性に反する規制を維持する経済力が残されているとは思えません。
本書の主張は10年という期間に限定すれば、おおむね納得感のあるものです。
日本人の平均年齢が45歳ということを考えると、10年という設定自体、多くの人にとって有益なものだと思います。
しかし残念ながら私自身はもう少し長く働かなくてはならない年齢なので、少なくとも20~30年という期間で職種を選択していかなければなりません。
日本人であることのメリットを生かしていくという本書の趣旨を、そのままもう少し長い期間で考え直してみると
日本人の気質や信頼性といった『ジャパンプレミアム』を、如何に『無国籍ジャングル』の中で活かしていくか
というのが、一番有益な問いになると思いました。
例えば、海外に行くと、それなりのホテルでも、それなりにトイレが汚いといったことがあります。
もちろん衛生的に問題のあるレベルではありませんが、日本人の私からするとちょっといただけない。
そういうレベルでトイレをきれいに保つためには、まずその状態が汚れているということを知覚できないと始まりません。
ある種のサービスやモノのクオリティを保つためには、それに対応する感覚や気質を持っていることが必要になります。
無国籍ジャングルといっても、すべての分野で全人類がフラットに競争をしているわけではありません。
無国籍ジャングルの中で、自分の優位性が発揮できる小さなブルーオーシャンや色の薄いレッドオーシャンを探していくことはできると思います。
少し批判的なレビューになってしまいましたが、示唆に富んだ良書だと思います。
著者には是非、「30年後に食える仕事、食えない仕事」というタイトルで、次回作を書いてもらいたいです。
2019年1月10日に日本でレビュー済み
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未来の事など、誰にも判らない。読んでも、仕方ない本と思います。
2020年9月21日に日本でレビュー済み
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身に摘まされる内容でした! 先達はあらまほしけれ!
2021年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
凄くわかりやすくまとまってて読みやすかったです!
2013年6月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
グローバル化という潮流の中で、多くの日本人には海外進出は難しいだろうという前提で話が進みます。
そして、職域の海外流出と外国人労働者の流入に対して、日本人労働者がどう向き合うかという主旨の本です。
日本国内で日本人のメリットを活かせるのか、活かせないのかを
職種、職域を4つのカテゴリーに分けたチャートを元に解説しています。
チャートの切り口自体はとても面白いし、本書のほとんどのページがカテゴリーの分析で占められている。
問題はこのカテゴリーごとの分析。取材がまったく足りてないと感じた。
手近な知り合いの話だけを元に構成されているので、これを以て10年後うんぬんはとても語れないと思う。
デジタルネイティブな中高生には、もっと別の選択肢があるし、日本語以外の言語を学ぶチャンスもある。
読者の年齢や立場で、役立て方が大きく異なる本だと感じました。
そして、職域の海外流出と外国人労働者の流入に対して、日本人労働者がどう向き合うかという主旨の本です。
日本国内で日本人のメリットを活かせるのか、活かせないのかを
職種、職域を4つのカテゴリーに分けたチャートを元に解説しています。
チャートの切り口自体はとても面白いし、本書のほとんどのページがカテゴリーの分析で占められている。
問題はこのカテゴリーごとの分析。取材がまったく足りてないと感じた。
手近な知り合いの話だけを元に構成されているので、これを以て10年後うんぬんはとても語れないと思う。
デジタルネイティブな中高生には、もっと別の選択肢があるし、日本語以外の言語を学ぶチャンスもある。
読者の年齢や立場で、役立て方が大きく異なる本だと感じました。
2012年9月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
職業を「重力の世界」「無国籍ジャングル」「ジャパンプレミアム」「グローカル」の4つに分類し、10年後にも生き残れる「日本人メリット」を活かせる仕事に就こうという意図の本。
グローバル化により、世界中でヒト・モノ・カネの移動が自由化して、例えば中国の労働力と日本の労働力が簡単に交換できるようになった。
日本国内では産業の空洞化が起こり、格差が広がっているが、別の観点でみると、世界各国の労働者の賃金格差は、かつてなく縮まっている。
日本の経済を成長させるため、もしくは成長しないにしても、いずれ、日本人の賃金が中国人の賃金と同じにまで下がることは明白である。
ただし、全ての職業の賃金が同じように下がる訳ではない。
「重力の世界」の仕事は即時オフショア可能であり、賃金は下がり続ける。
「無国籍ジャングル」の仕事は賃金が下がることはないが、70億人との闘いが待っている。
「ジャパンプレミアム」「グローカル」の仕事は「日本人メリット」を活かすことで大きな成長は望めないが、食えなくなることもない。
本書では、「ジャパンプレミアム」「グローカル」に分類される仕事を勧め、具体的な「日本人メリット」と、それを活かすことのできる職業を挙げている。
海外で働くことのメリットは大きいが、それが置き換え可能な仕事であれば、実力がなければすぐに淘汰される。
せっかく働くなら、自分のバックボーンを活かせる仕事に就き、さらにその仕事のスキルを活かして次のステージに進んでいくのが理想的だろう。
多くのビジネスマンは多かれ少なかれ将来に不安を抱えているが、その不安に対して具体的に行動できている人はあまりいないだろう。
不安を明文化して突きつけられることで、その不安を自分事として捉え、行動につなげていきたい。
雇用問題に関しては、国の政策に依るところも大きいが、個人でできる対策もある。
不安を煽るような言説や、極論と思える箇所も多いが、これから就職する学生や、将来について不安な方は、読んでおくとよいかもしれない一冊。
グローバル化により、世界中でヒト・モノ・カネの移動が自由化して、例えば中国の労働力と日本の労働力が簡単に交換できるようになった。
日本国内では産業の空洞化が起こり、格差が広がっているが、別の観点でみると、世界各国の労働者の賃金格差は、かつてなく縮まっている。
日本の経済を成長させるため、もしくは成長しないにしても、いずれ、日本人の賃金が中国人の賃金と同じにまで下がることは明白である。
ただし、全ての職業の賃金が同じように下がる訳ではない。
「重力の世界」の仕事は即時オフショア可能であり、賃金は下がり続ける。
「無国籍ジャングル」の仕事は賃金が下がることはないが、70億人との闘いが待っている。
「ジャパンプレミアム」「グローカル」の仕事は「日本人メリット」を活かすことで大きな成長は望めないが、食えなくなることもない。
本書では、「ジャパンプレミアム」「グローカル」に分類される仕事を勧め、具体的な「日本人メリット」と、それを活かすことのできる職業を挙げている。
海外で働くことのメリットは大きいが、それが置き換え可能な仕事であれば、実力がなければすぐに淘汰される。
せっかく働くなら、自分のバックボーンを活かせる仕事に就き、さらにその仕事のスキルを活かして次のステージに進んでいくのが理想的だろう。
多くのビジネスマンは多かれ少なかれ将来に不安を抱えているが、その不安に対して具体的に行動できている人はあまりいないだろう。
不安を明文化して突きつけられることで、その不安を自分事として捉え、行動につなげていきたい。
雇用問題に関しては、国の政策に依るところも大きいが、個人でできる対策もある。
不安を煽るような言説や、極論と思える箇所も多いが、これから就職する学生や、将来について不安な方は、読んでおくとよいかもしれない一冊。