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GLOBAL INVESTMENT ACADEMY GIA通信 Vol.202
君の名は?
知らないと恥ずかしいASEAN域内最大の開発都市
みなさん、こんにちは。 Global Investment Academy の両角 です。

今週の木曜に日本入りしました〜!

到着した成田空港で私を待ち受けていたのは

「Youは何しに日本へ?」
でおなじみのテレビ東京の撮影クルーではなく、あれでした。 あれ。

続きは【編集後記】にて
1000億ドルはもはや国家予算規模!
夢のある超大型開発プロジェクト
あなたは「1000億ドル」と聞いて何を思い浮かべますか?
世界一の大富豪としても有名なビルゲイツの総資産額でしょうか?

・・・確かに、 ビルゲイツは1000億ドルの資産超えをした史上唯一の人物でもあります。

または、ある国の1年分の国家予算でしょうか?

・・・確かに、 1000億ドルの国家予算といえば、フィンランドやアルゼンチンあるいはギリシャなどがその規模です。

あるいは東京オリンピックがもたらす経済効果の金額なのでしょうか?

・・・確かに、 日本銀行の発表では、2020年までにオリンピック関連の建設総投資額は約10兆円(約900億ドル)に達するとの報告もあります。

こうしてみると、同じ1000億ドルという金額でも様々なものに例えてみれば、それぞれ違った大きさに感じますが、いずれにしても、ものすごい大きな金額であることは誰もが理解できるかと思います。

そんな、1000億ドルというものすごい大きな金額ですが、実はある国でのある1つのプロジェクトが同等の規模で行われていること・・・

あなたはご存じでしたでしょうか?

いま、世界中で

やれ、不景気だ!
やれ、バブル経済崩壊だ!
やれ、ABCDショックだ!

などと叫ばれていますが、またその一方で、世界中で紙幣が刷られ続け、その行き先がなくなりつつある中で、それを一手に吸収しようとする勢いが、ある地域には随所に見られます。

果たしてその超大型開発プロジェクトは、どこで展開されていると思われますか?
そして本当にそれは実現されると思いますか?


今回はまるで夢物語なようで、でも、、、、

「あっ、意外とこれ出来ちゃうかな・・」

という思いを抱かせるような超大型開発プロジェクトについてのお話です。

先日実際にこの目と足で実際の現場に立ち会ってきましたので、みなさんにご報告させていただきますね。
君の名は?
ASEAN域内最大の開発都市とは?
どこの国のどのエリアで、1000億ドルという金額での超大型開発プロジェクトが進められているか、あなたは知っていますか?

その答えは、、、、

マレーシアのジョホールバルという街。

弊社と長いお付き合いがある方ならこの街の名前はよくご存知のことでしょう。

「ジョホールバル(Johor Bahru)」

一般的には、なかなか馴染みが薄い街の名前かもしれません。。

マレー半島の最南端に位置する州の1つであり、隣国シンガポールとは2つの橋で繋がっています。

1998年に日本代表が、初めてサッカーW杯に出場することになりましたが、その出場を決めた試合がマレーシアのジョホールバルで行われ、野人・岡野選手の劇的なゴールで見事勝利をあげたことから、「ジョホールバルの歓喜」と呼ばれるようになって、初めてこの街の名前を耳にした人が多かったことでしょう。(私もその中の一人です)

そのジョホールバルは、世界的な金融立国として急激な発展を遂げたシンガポールと目と鼻の先の位置関係にあります。

1日40万人もの人々が、この両国間を毎日行き来しています。

もともとシンガポールはマレーシア連邦の一部だったのですが、民族的・文化的な違いから起きた紛争によって1965年にマレーシアから半強制的に追放されてできた国なのです。

今では完全に立場が逆転してしまいましたけどね ^^

2020年までに先進国入りを目指すマレーシアの、国家をあげた一大プロジェクトとして、【イスカンダル計画】が立ち上がりました。
東京都とほぼ同じ面積のこの街に、約1000億ドルという大金をかけて開発。
2005年時点で130万人だった人口を、20年後の2025年には300万人にまで増やそうとする壮大な計画です。

イスカンダル計画とは、ジョホール州を5つのエリアに区分し、それぞれの特色を出しながら開発が進められています。

《エリア紹介》

・A地区:ジョホールバル都心部
 → 行政や金融・商業といったダウンタウン

・B地区:ヌサジャヤ地区
 → 外国人移住者を誘致するために開発される地域

・C地区:タンジュンプルパス港地区

 → 主に物流・貿易の拠点

・D地区:タンジュンランサット工業団地周辺
 → 主に製造業の工業団地が集まる地域

・E地区:スナイ空港周辺
 → ハイテク分野を誘致

A地区の都心部周辺では、もともとあったショッピングモールの隣に、床面積がさらに2倍以上もある別の新しいモールも完成しましたし、中心地周辺道路の拡張工事が進められたり、新たな高級ホテルやコンドミニアムの建設ラッシュが止まる気配を見せないばかりか、さらに本格化してきたようにも見受けられます。
シンガポールと繋がるコーズウェイ橋を渡れば、一気に田舎っぽい雰囲気があったジョホールバルも、ここ数年で随分と街の様子が変わってきました。

私が初めてこの地を訪れた2011年の4月なんて・・・・
それはもう、、ひどかったですよー 苦笑

歩いているだけで後ろからきたバイクに、腕をちょん切られて時計やバッグを持ってかれるぞ!

なんていう悪い冗談を、その時の会社同僚であったシンガポール人によく言われたものでした^^;
一歩間違えば、ここは中国・・・
巨大コンドミニアム群が立ち並ぶベイアリアとは一体・・?
イスカンダル計画全体では、現時点で約500億ドル(約5兆5500億円)のお金が既に投資されたようです。

もともと2006年にスタートして、2025年までに1000億ドルかける超大型開発プロジェクトですから、ちょうど半分の10年経ったこの時期に予算の半分まで消化していることは、まずまず順調にきていると感じています。

ジョホールバルのダウンタウン周辺の開発を語る上で忘れてはいけないのが、中心部から少し西側へ車で5分程度走ったところにある、シンガポール湾に面したエリア「ダンガベイ(DANGA BAY)」
ここはいくつかの中国企業が、もともとの土地を購入したばかりか、埋立地としてどんどんと土地を拡張し、 このままではシンガポールと陸続きになってしまう! と心配してしまうほどに ^^;

このダンガベイエリアの様子は、今ではイスカンダル計画の象徴として多くのメディアに取り上げられていますので、もしかすると一度は見たり聞いたりしたことがあるかもしれませんね。

さきほどお見せしたダウンタウン周辺の開発とは、また違った雰囲気があるというか、ここは中国の深センか、はたまた珠海(ジュハイ)か!? と勘違いしてしまうくらい、ど迫力の建物が立ち並んでいます。
こうしたプロジェクトの特筆すべき点としては、圧倒的な建築・開発のスピードですね。

通常コンドミニアムを建設する際、工事の進捗に応じて購入者にそれ相応の支払いをしてもらい、そのお金を使って次のステージに移っていき、大体2〜3年かけて一棟のコンドミニアムが建設されるのが一般的ですが、多額のお金を持っている中国企業は、一気に大量の資金を投入して工事を進めてしまうので、1年ちょっとでこのようなものすごい数のコンドミニアムが立ち上がってしまいます。

私はこの場所に何もない時から知っていましたので、あまりの変貌ぶりに、ただただ圧倒・・・

ほんと、開いた口がふさがらないというのはこういうことを言うのだなと、実感・・・

これでは地元マレーシア企業が行っているコンドミニアムの開発・建設なんて絶対追いつく訳がないし、はっきりいって勝ち目ないです。。

中国本土から大型バスに乗った観光客が毎日のように押し寄せて、それこそ野菜でも買っていくかのように数戸まとめてお買い上げするような相手ですから。

日本で最近見られなくなった「爆買い」が、ここジョホールバルで見られるとは何とも複雑な思いが、、、涙
ダンガベイの開発は単にテスト
ある企業の本当の狙いとは?
今回ご紹介したこちらの33棟の物件については、カントリーガーデンという中国でも5本の指に入る超大手の不動産会社が、たった1社で行っているものです。

なかなか今の日本企業に、この規模の開発ができるところがあるかどうか・・・・(たぶん無理ですよね・・涙)

また、それだけでなく、ここには驚愕の事実が!

実は・・・・

このエリアの開発自体は、彼ら(カントリーガーデン)にとって
あくまで1つのテストに過ぎないそうです。


えっ、、、
33棟、9000戸のコンドミニアムを単なるテストで作っちゃう企業って・・・

一体何者だぁぁぁぁぁぁ!

彼らの本当の目的は、このダンガベイに巨大なコンドミニアム群を作ることではなく、
もっと別の場所にさらに壮大なプランを持っていたという訳です。

それは、、、
このイスカンダル計画が、20年かけて世界中から1000億ドルというお金を引っ張ってこようとしていますが、まったく同額規模の金額を、

たった1つの企業が、たった1つのプロジェクトのために、
1000億ドルもの大金をつぎ込むというのです。


・・・・意味、わかりますか?
もはや尋常とは思えません。。

きっと多くの人が、「そんなうまくいくはずないだろう」と思っているのに違いありません。

実際に私も、最初は話半分に聞いていて、チャイナリスクが叫ばれている中で、何か一度大きな経済危機が起これば、瞬時に頓挫してしまう可能性が高いと感じていました。

しかし、実際にこの超巨大開発プロジェクトを現地で目の当たりにして、さらには現地で活動している不動産エージェントから詳しく様子を聞けば聞くほど、この企業の本気度が伝わってきますし、

ジョホールバルという街が、もしかすると中東ドバイを超える日がくるのかもしれない・・・
そんな声もチラホラ聞こえてくるようになりました。
2週間ほど前にジョホールバルへ行ってきたのも、
この超巨大開発プロジェクトを実際にこの目で見てくるため。

これまでアセアン諸国を中心に何十、何百と不動産開発案件を見てきた、この私が感じた、
この街の未来予想図とは?

そして、この壮大なプロジェクトの投資案件としての「アリ」か「ナシ」か。
今のこの時点での、我々なりの視点をお伝えしたいと思います。


・・・・と、 気がつけばかなりの長文になっていましたね、、、

それだけこのエリアでの開発は、他の国・街での開発案件と比べても圧倒的にその規模が大きく、そして我々としても相当な思い入れもあるので、ついつい長くなってしまいました(失礼!)

今週は残念ながらこの辺までにさせていただきまして、、、

次週には、たった1つの企業が1000億ドルも費やして開発を進めている、あるプロジェクトについて、実際に視察してきた様子も踏まえてお伝えしていきますので、来週の続編を楽しみにお待ちいただければと思います。
編集後記
私の日本入りを歓迎してくれたのが、54年ぶりとも言われる11月での初雪。

日本に住んでいるみなさんはあまり驚かないと思いますが、普段気温30度以上の街で生活している私からすると、今の時期の日本はその寒さが身にこたえるばかりか、まさかピンポイントでその日に雪に見舞われるとは。。。(゜o゜;;

機内アナウンスで、「ただいま2度でございます・・・」には、マジで凍りました。。

それにしても、最近全国各地で地震が多発していることから、ややビビっているのも事実・・・・

冷静に考えて、日本って、地震にはじまり、台風も来るし、大雪は降るし、たまに火山も噴火するし、、、
(最近はいきなり道路が陥没したり!?)

この国に生まれたから故、こうした自然災害から避けられないことが多いとしても、なかなか悩ましいところですね。。

備えだけはしっかりとしておきましょう。
以上、今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
それでは、次回のアカデミー通信でまたお会いしましょう!
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